ローカルホスティング

Honeywell Voice Maintenance & Inspection Solution の導入を計画する際には、予想される負荷に対する最小要件を満たすようハードウェアリソースの拡張を行う必要があります。VoiceConsoleサーバから、同時にサポートされる端末の数を確認します。VoiceCheckサーバからは、作業指示の数と規模、および同時に検査を行う技術者の数を検討してください。

Honeywellは様々な負荷条件下で次のようなハードウェア構成をテストしています。

  • 1台の物理 VoiceConsoleアプリケーションサーバ(Talkmanのみ)
  • 1台の物理 VoiceCheck アプリケーションサーバ
  • 2つのMS SQLServerデータベースを持つ1台の物理データベースサーバ

VoiceCheckのハードウェア構成

300台から600台の端末をサポートする場合、Honeywellは1台のVoiceCheckアプリケーションサーバと1台のデータベースサーバをインストールすることを推奨します。

アプリケーションサーバ
プロセッサ 3 x Dual Core, 3.0 GHz
メモリ 3 x 4 GB DDR

メモ:4 GBを超える物理メモリには64-bitオペレーティングシステムが必要です。
ハードドライブ 120 GB
ドライブ速度 15000 rpm
DVDドライブはい
サーバネットワークスイッチ 1 Gb
WANスループット 387404.88 bps から 774809.84 bps のデータ転送をサポートするのに十分なリソース
データベースサーバ
プロセッサ150人から200人の同時に作業する技術者毎に1プロセッサまたはシミュレートされたプロセッサ 、2.5 から 3.0 GHz
メモリ 200人の同時に作業する技術者毎に1 GB
ハードドライブ 50,000ステップ毎に1 GB たとえば、作業指示あたり200ステップの作業指示10,000件に対して、データベースはデータパージなしで40 GBのスペースを必要とします。(10,000 * 200) / 50,000 = 40
サーバネットワークスイッチ 1 Gb
WANスループット 387404.88 bps から 774809.84 bps のデータ転送をサポートするのに十分なリソース

技術者の数とクライアントワークステーションの数はデータベースに様々な影響を与えます。最高のパフォーマンスを得るには、Honeywellは要件の高い方に合わせたハードウェア構成の導入を推奨します。

サポートされる環境

サポートされる環境
VoiceCheck サーバオペレーティングシステム
  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
VoiceCheck Server サーバデータベース
  • Microsoft SQL Server 2019
  • Microsoft SQL Server 2017
  • Oracle 19c
VoiceCheck アプリケーションサーバ
  • Apache Tomcat version 9.0.63
VoiceCheck Web ブラウザ
  • Google Chrome 31.x およびそれ以降
  • Mozilla Firefox v. 20.0 およびそれ以降
VoiceCheck 言語
  • アメリカ英語 (en_US)
  • ドイツ語 (de_DE)
  • ラテン アメリカ スペイン語 (es_MX)
  • 日本語 (ja_JP)
  • カナダ フランス語 (fr_CA)
  • ヨーロッパ フランス語 (fr_FR)
  • オランダ オランダ語 (nl_NL)

製品に対する要件の詳細については、VoiceConsole Implementation Guideを参照してください。

必要なソリューションコンポーネント

サーバハードウェア、オペレーティングシステムとデータベース、VoiceConsoleVoiceCheckに加えて、音声指示を技術者に伝達するためのコンポーネントが必要です。

Maintenance & Inspection アプリケーションを実行する端末

  • Talkman A730 には1Dおよび2Dバーコードの単距離スキャンをサポートするスキャナが統合されています。スキャニング機能が必要ない場合、他のTalkman A700ソリューション端末も利用できます。
  • 技術者がTalkman端末を装着するためのベルトとホルスターもオプションで用意されています。
  • Honeywellはシフト毎に重複しないすべての技術者に対しそれぞれ1台の端末を購入することを推奨します。
  • Honeywell CT40 (Android 11)
  • Honeywell CT40XP (Android 11)
  • Honeywell CT45 (Android 11)
  • Honeywell CT60 (Android 11)
  • Honeywell CT60XP (Android 11)

Vocollect SRX-SLおよびSRX3ワイヤレスヘッドセット

  • これらの音声認識ヘッドセットは産業グレードのBluetoothワイヤレス技術と最適なノイズキャンセル機能、調整可能なマイクロフォンブーム、軽量なヘッドバンドなどを特徴としています。
  • ヘッドセットの電子モジュールは技術者間で共有することも可能ですが、ヘッドバンドは衛生上の観点から一人のユーザに割り当ててください。
  • 様々な作業環境にあわせたアクセサリも用意されています。
  • 最小限、Honeywellはシフト毎に重複しないすべての技術者に対しそれぞれ1個のヘッドバンドと1個の電子モジュールを購入することを推奨します。

Vocollect端末/電池充電器

  • Talkman A700ソリューションでは6ベイ端末充電器および12ベイ電池充電器を提供しており、どちらも壁面への取り付けが可能です。
  • SRX3ヘッドセット電池充電器は一度に20個までの電池を充電でき、壁面に取り付けて安全を確保できます。
  • SRX-SLヘッドセット電池充電器は一度に6個までの電池を充電できます。

電池パフォーマンス

フル充電すると、Talkman A700x電池は14時間使用できます。A700大容量電池は24時間使用できます。

標準のTalkman電池は室温環境および標準的な A700x 端末構成で1.5年間、でフルシフトの要件を満たす性能を維持します。大容量電池は室温環境および標準的な A700x 端末構成で3年間、でフルシフトの要件を満たす性能を維持します。

SRX3ヘッドセットの電池はフル充電で室温環境で20時間使用できます。SRX-SLヘッドセットの電池はフル充電で最小でも8時間使用できます。